ビットコインの取引はマイニングによって支えられてますが、発行上限が決められているのでいつまでもマイニング報酬を支払えるわけではありません。
2020年時点で発行されてないビットコインは全体の10%未満となりました。
2140年までビットコインの新規発行は続きますが、四年ごとにマイニング報酬は半減していきます。
なぜビットコインの報酬に半減期を取り入れたのかを紹介していきます。
- 半減期の特徴
- 4年に一度半減期が来る
- 半減期の必要性
ビットコインの半減期とは?
ビットコインの半減期は、マイニング報酬を半分になるイベントで、4年に一度実施されます。
マイニングを行っている人の収益が半分になることや、流通する枚数の速度が遅くなるため、価格変動が激しくなる傾向にあります。
マイニング報酬が半分になる
ビットコインは4年に一度半減期を迎えます。
もし半減期を行わなかった場合、既にビットコインはすべて発掘され、価格変動がさらに激しいものとなっていました。
ですが徐々に発行枚数を減らすことで、急激な価格変動を抑えることが期待できます。
ビットコインが全て発掘されるのは2140年
ビットコインの半減期が存在しなかった場合、既にビットコインの発掘は全て終了してしまい、最初に気づいた人間だけが独占してしまう状態になっていました。
ですが半減期を取り入れたことによって、すべてのビットコインが発掘されるのは2140年になり、ビットコインの期間が長く慣れれば長くなるほど、より多くの人間が利用することになります。
ビットコインは分散化が大きな特徴ですが、半減期も分散化の為に作られた機能ではないかと推測しています。
2100万枚発掘された後は
今現時点で生きている私たちは、ビットコインがすべて発掘される瞬間に立ち会う事はありませんが、全て発行された後どうなるか気になりませんか?
サトシ・ナカモト氏によると、全てビットコインがハックされた後は、設定した手数料が大きい順に取引が処理されるような仕組みになってます。
なので、2140年以降はビットコインの手数料によってマイニング報酬を得られるような仕組みになってます。
全て発掘されたら価値がなくなると思うかもしれませんが、純金も同じように埋蔵量が決まっていますが、リスクヘッジとして購入されています。
純金が購入されていることを考えれば、今ビットコインを購入しているのもおかしくはないと考えています。
ビットコインの半減期が与える影響とは
過去に何度も半減期を迎え行ってきましたが、半減期が起こるたびにビットコインの価格に大きな変動がありました。
年 | 1ブロックあたりの報酬 |
---|---|
2009 | 50BTC |
2012 | 25BTC |
2016 | 12.5BTC |
2020 | 6.25BTC |
2024 | 3.125BTC |
2028 | 1.5625 |
2032 | 0.78125BTC |
実際に過去の半減期に何があったのかを紹介していきます。
ノード数の変化
半減期が起こると、マイナーの報酬額が変わるので、マイナーの数も大きく変わってきます。
単純に報酬が半分になりますが、マイニングに使っている電気代やメンテナンス費用は変わらないためです。
マイニングの参入者が減少するとノード数も減少するため、 ハッシュレートに大きく関係してきます。
ハッシュレートがビットコイン価格に関係する原因は別記事で紹介しています。
とはいえビットコインは将来価格が期待されている通貨なので、今赤字でも将来的に莫大な利益になると考えてる人たちがマイニングを継続しています。
価格の変動が激しい
半減期はノードの数や、ハッシュレートの変化が発生するので、 もちろん価格も大きく変化します。
半減期直前は価格が上昇することが多いで、半減期後は価格が下落してしまうこともあります。
必ず価格が上昇することや、 必ず価格は下落することはないので、そのような情報を鵜呑みにすることはとても危険です。
ビットコイン専用の指標は半減期などを基にしたデータになっているので、取引の参考になります。
とはいえ半減期を狙った取引はなかなか危ないので、コツコツとつみたてをしています。
ビットコインの半減期は大体4年に一度
半減期は4年に一度来るように設定されてます。
厳密にいうとブロック数によって決められます。
前回の半減期は2020年だったので、次回は2024年、さらに次は2028年に半減期がやってくるので、その際は価格変動に注意しましょう。
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