ブロックチェーンは誰でも取引が閲覧可能と聞いても「どうやって取引データを見るの?」と思いませんか?
「ブロックチェーンは誰でも取引内容が閲覧できるからすごい!」と思っていましたが、正直見方はわかりませんでした。
そこで今回はブロックチェーン上で行われた取引を見れるように、イーサスキャンを利用してみました。
この記事で分かる事
- Etherscanの見方
- Etherscanの使い方
- Etherscanのサービス
Etherscanの使い方を紹介していきます。
Etherscan(イーサスキャン)とは?
Etherscanはイーサリアムブロックチェーン上に書き込まれた取引データを閲覧できるWebサービスで、特定の取引の状態などを追跡できます。
皆さんが知っているコインチェックやビットフライヤーからMetaMaskなどに送金した際も、Etherscanで確認できます。
イーサリアムやERC20、ERC721トークンに対応
NFTやENSなどブロックチェーン上で構築されているアプリケーションの閲覧が可能なので、NFTのトークンであるERC721にも対応してます。
トークンの種類に分けてトランザクションの確認も可能です。
Etherscan(イーサスキャン)でできる事
先ほども紹介しましたが、Etherscanはイーサリアムブロックチェーン上で取引されたデータを閲覧できます。
- 取引内容の確認
- 指定ウォレットの残高確認
- ガス代の確認など
イーサリアムの取引のほかに、NFTデータの権利の証明や、イーサリアムブロックチェーンを動かす際に必要なガス代なども確認できます。
また、API連携も可能で、Etherscanからデータを取得して自分でプログラムを組むことも可能です。
Etherscanの使い方
まず初めにhttps://etherscan.io/にアクセスしてください。
検索窓が表示されるので、ここからトークンの名前やアドレスなどを検索できます。
Home | TOP画面に移動 |
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Blockchain | 取引状況などブロックチェーンの確認 |
Tokens | トークンの詳細や、トークン別の取引状況など確認できる |
Resources | 開発者やイーサリアムブロックチェーンの状況を確認できる |
More | その他のページに移動 |
トークンの検索
検索ボックスに「eth」と入力すると、ethに関連するトークンが表示されます。
今回はEthereum Name Service(ENS)トークンを確認してみましょう。
Ethereum Name Service(ENS)をクリックすると、トークンに関する細かい情報が表示されます。
Price | 価格 |
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Max Total Supply | 最大供給量 |
Holders | 保有してるウォレット数 |
Transfers | トークンが転送された回数 |
Contract | コントラクトアドレス (ウォレットにトークンを追加する際に利用) |
Decimals | ウォレット追加時に必要な情報 |
Official Site | 公式サイト |
Social Profilles | SNSリンク |
MetaMaskでトークンを追加する方法は下記記事を参考にしてください。
Transfers | トランザクション履歴 |
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Holders | トークン保有量ランキング |
Info | トークンの特徴 |
Exchange | 交換できる取引所やサービス |
DEX Trades | 分散型取引所での取引履歴 |
Contract | 契約内容の確認 |
Analytics | トークンの転送量、転送数、一意の受信者、一意の送信者、および合計の一意に関する統計が表示 |
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トランザクションやウォレットを確認する方法
実際に取引品内容をEtherscanで確認してみましょう。
以前コインチェックアドレスからMetaMaskウォレットに送金したデータを確認してみます。
コインチェックの送金履歴をタップすると、取引詳細を確認できます。
緑色になっている「送金先アドレス」「取引ID」をタップするとスマホからでもEtherscanにアクセスできますが、今回はパソコンでアクセスしてみます。
トランザクションを確認
検索窓に取引IDを入力すると、トランザクションデータが表示されます。
Transaction Hash | 特定の取引を識別できるコード |
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Status | 取引の状態 |
Block | 今回の取引が追加されたブロックの番号 |
Timestamp | 取引が承認された日、時間 |
From | 送金者 |
To | 入金者 |
Value | 送金した通貨量 |
Transaction Fee | マイニング者に渡す金額 |
Gas Price | 1Gas当たりの金額 |
Ether Price | 取引した時の通貨の金額 |
Gas Limit & Usage by Txn | Gas代の最大金額(使われなかった分は返金) |
Gas Fees | 実際に発生したGas代 |
Others | 取引に関連するデータ |
Input Data | 取引時に追加されたコメントやメッセージなど |
ウォレット内を確認
取引内容のToもしくはFromをクリックするとアドレスの詳細データを取得できます。
下記画像はウォレット内のデータです。
Balance | ウォレット残高 |
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EtherValue | 取引金額 |
Token | トークンを絞る |
My Name Tag | 追加されたタグの表示 |
Transactions | 対象ウォレットの取引履歴 |
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Internal Txns (インターナルトランザクション) | トランザクションを送り実行したスマートコントラクトの結果として送り返される、戻ってきたトランザクション |
Erc20 Token Txns | ERC20トークンの取引履歴 |
Erc1155 Token Txns | Erc1155ークンの取引履歴 |
Analytics | ウォレット内のデータをグラフで可視化 |
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Etherscanのサービス一覧
Etherscanが提供しているサービスを紹介します。
アドレスウォッチリスト
Etherscanのアカウントを作成すると、アドレスウォッチリストが利用できます。
アドレスウォッチリストは特定のアドレスに動きがあった際にメールが届くので、エアドロップ情報や、気になるアドレスの動きをいち早く取得できます。
アカウント作成後、管理画面から「マイアカウント→ウォッチリスト」の流れでアクセスすれば登録できます。
アカウント作成方法(API発行も紹介)
EtherscanのTOPページの「Sign in」をクリックし、「Click to sign in」をクリックしてください。
下記画面が表示されるので、アカウントを作成しましょう。
登録したメールアドレスに対してメールが送信されるので、メールに表示されてるURLをタップしてください。
URLをタップすると認証されます。
APIキーを発行
ログインしたら下記画像のような画面になります。
左側にメニューがあるので、「API Keys」をタップしてください。
「API Keys」をクリックすると、右上に「+Add」が表示されていると思うので、クリックして追加しましょう。
くれぐれもAPIキーは公開しないようにしましょう。
※画像に表示されているAPIキーは削除しているので使えません。
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