暗号資産取引所のハッキング事件を受け、暗号資産の管理方法を見直している方もいると思います。
過去にも多数の取引所でハッキング事件や、横領などがあったので100%安心できませんよね。
そこで今回はハードウェアウォレットの中でも特に有名なLedgerについて紹介していきます。
ビットコインをLedger Nanoに入れるために必要な準備

今回Ledger社のウォレットを購入して、ビットコインを安全な環境に入れてみました。
注意点として、公式ECサイトか公式Amazonストアから購入するようにしましょう。
下記は公式サイトからの引用です。
私のLedgerデバイスは正規品ですか?
いくつかの簡単なチェックを行うことで、お客様のデバイスがLedgerの正規品であることがわかります。
- Ledger商品の状態
- 同梱物
- リカバリーシートの状態
- 未使用のLedgerデバイス
- (上級者向け)ハードウェアの完全性
Ledgerデバイスの製造時期が異なるため、パッケージや内部部品の色などに、若干の違いが見られることがあります。これはデバイスの機能に影響を与えるものではありませんので、安心してご利用ください。
Ledgerの正規販売代理店から購入する
Ledger社の正規品であるか確認するためにも、デバイスはLedger社から直接、または 正規代理店/販売店ネットワーク から購入してください。当社の公式販売ルートは以下の通りです。
- 公式ECサイト: Ledger.com
- 公式Amazonストア
他の販売元から購入したLedgerデバイスが、必ずしも怪しいものとは言えません。ただし、お客様のLedgerが正規品であることを確認するために、細心の注意を払って、以下の安全確認を行うことを強くお勧めします。
https://support.ledger.com/ja/article/4404389367057-zd
ビットコインを盗まれるリスクをなくすには、公式ECサイトか公式Amazonストアから購入するようにしましょう。
もしハードウェアウォレットの設定が不安な方は、他の方法もあるのでそちらを試してみましょう。
まずはじめにウォレットにビットコインを入れるために必要なものを確認してきましょう。
- Ledgerで購入したデバイス
- パソコン
- リカバリーフレーズを記入する紙と、ペン
- LEDGER LIVEアプリ
上記の四点です。
これから販売予定のLEDGER STAXはスマホでもできるようですが、S Plusはパソコンのみとなっております。
商品名 | 価格 | 対応端末 |
---|---|---|
Ledger Stax![]() | ¥39,997 | スマホ パソコン |
Ledger Nano X![]() | ¥23,999 | スマホ パソコン |
Ledger Nano S Plus![]() | ¥12,499 | アンドロイド パソコン |
ハードウェアウォレット本体
ハードウェアウォレット本体にはType-Cの接続部分と、ボタンが二つあります。
右側のボタンは「進む」左側は「戻る」両方同時に押すのは「決定」なので、この操作方法を覚えておきましょう。
リカバリフレーズを記入する紙と、ペン
パスワードを忘れたり、紛失した時のために必要な「シークレットリカバリーフレーズ」を記入する紙も同付されています。
この紙にメモして、誰にもバレない場所で管理しましょう。
パソコン
ハードウェアウォレット単体で管理はできないので、パソコンが必要です。
LEDGER LIVEアプリ(専用ソフト)
LEDGERの公式サイトから、ウォレットを管理するためのソフトをインストールします。

今回はMacでインストーしました。
- ダウンロードしたdmgファイルをクリックして起動させましょう。
- 「Ledger Live」を「Application」にドラッグ&ドロップしましょう。
- メッセージが表示されるので気にせず「開く」を選択してください。
- 左下の「はじめに」をクリックしてください。
- 5ページ分のメッセージが表示されるので、しっかり読んでから次に進めましょう。
いよいよ本格的な設定に移ります。
Ledger Nanoのセットアップ

では早速Ledger Nano S Plus をパソコンに接続して設定を進めていきましょう。
パソコンの画面はデバイスリストの表示になっているので、自分が持っている端末を選択してください。
パソコンとハードウェアウォレットをUSBで接続
これからハードウォレットの側も触ります。
- 余裕を持って作業できるよう、30分ほど時間を確保しましょう。
- ペンを用意してください。
- 作業は一人で、安全かつ静かな場所で行ってください。
上記のメッセージが表示されるので、確認して進めましょう。
PINコードの設定
次にPINコードの設定ですが、ハードウェアウォレットのパスワードのようなものです。
スマホのロック画面解除と同じようなものと認識すれば問題ありません。
PINコードは単純な数列や、誕生日など分かりやすいものは控えましょう。
ハードウェアウォレットの電源をつける時毎回入力を求められるので、暗記もしておきましょう。
リカバリーフレーズの設定
これから一番大切な作業に入ります。
冒頭でも紹介しましたが「リカバリーフレーズ」は紛失した際に新しいウォレットでログインしたり、PINコードを忘れたときに必要になります。
そのため、第三者にばれると不正ログインされてしまうので、必ずバレない場所に保管しておきましょう。
下記で「リカバリーフレーズ」を管理してはいけません。
- 写真
- メモ帳
- クラウドサービス(Google DriveやiCloud)
絶対にデジタルデータとして残さないようにしましょう。
- Ledger Nano S Plusの画面に単語が表示されるので、リカバリフレーズを記入する紙に記入し、右のボタンを押す
- 24単語分繰り返す
- 全て完了したらメモできたかの確認画面に移動するので、左右のボタンで順番に単語を選び、該当する単語の場合は左右両方のボタンを押します
- 24単語分繰り返す
- 完了です
ウォレットとLEDGER LIVEアプリを認証させる
「リカバリーフレーズ」の確認が完了したら後はウォレットとLEDGER LIVEアプリを認証させるだけです。
許可するにはLedger Nano S Plusのボタンを両方押します。
最後に正規品であるかのチェックがあるので、チェックしましょう。
チェックが完了したら後はほぼパソコン作業です。
ビットコインをハードウェアウォレットに入金するまで

ウォレットの管理画面が表示されるので、Ledger Nano S Plusの中身をいじっていみましょう。
アプリをダウンロード
最初に「My Ledger」をクリックしてください。
容量とソフトが表示されるので、自分が管理したい通貨をインストールしましょう。
容量はわずか1.28Mしかないので、全ての通貨を管理できません。
ビットコインしか管理しませんが、イーサリアムも念の為追加しておきました。
アカウントの追加
左側のメニューから「アカウント」をクリックして、ビットコインのアカウントを作成しましょう。
メニューをクリックすると「+ アカウントを作成」とあるのでクリックし、通貨を選んでからLedger Nano S Plusに接続します。
Ledger Nano S Plusのボタンを両方押すと許可されるので、インストールが開始します。
最後にわかりやすいよう名前をつけておきます。
ビットコインをウォレットに入金
左側のメニューに「受け取る」があるのでクリックします。
受け取る通貨を選んで次に進むと、パソコン上とLedger Nano S Plusにアドレスが表示されるので、両方同じであれば「Ledger Nano S Plusのボタンを両方押して」認証を完了しましょう。
パソコンの画面とLedger Nano S Plusに表示されたアドレスに対して、暗号資産取引所から送金します。
Ledger Nano S Plusにビットコインが入金された感はあまりありませんでしたが、これで問題ありません。
Ledger Nanoの画面に表示される英語

Ledger Nano端末は英語で表示されるので、たまによくわからないかもしれません。
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