ビットコインやイーサリアムを友達や家族に送る時に、あの長ったらしいアドレスを使うと少し不安になりませんか?
いくらコピペとはいえ、何桁もランダムに羅列している文字をアドレスとして利用すると、送金する側も受け取る側も不安です。
この記事で分かる事
- あの長いイーサリアムのアドレスを好きな文字に変えられる
- ENSドメインの登録方法
- MetaMaskにガス代を準備する必要がある事
そこでイーサリアムのアドレスをドメインのように好きな文字を使用して取引できるサービスを紹介します。
ENS(Ethereum Name Service)とは?
銘柄 | Ethereum Name Service |
---|---|
ティッカーシンボル | ENS |
発行枚数 | 1億枚 |
ブロックチェーン | ERC20(イーサリアム) |
購入できる取引所 | Bybitなど |
ENSとは、Ethereum Name Serviceの略で、仮想通貨の長ったらしいアドレスを任意の文字に変更できます。
そもそもコンピューターが認識できる文字と、人間が認識できる文字は異なり、それぞれ分けて使用しています。
例えばメールアドレスやURL、プログラミング言語などは人間のわかるように表示されていますが、コンピューターが使用すると全く別の文字列が利用されます。
DNSとの違い
このブログのドメインは「https://bitcoin-uruna.com/」ですが、IPアドレスは「1.2.3.4.5.6.7.8.9」のような人が覚えるのに適していません。
DNSはIPアドレスとドメインを紐づけて、「https://bitcoin-uruna.com/」が「1.2.3.4.5.6.7.8.9」であることを設定してくれるのがDNSです。
ENSはイーサリアムブロックチェーン上のDNSのようなものです。
ENSドメインの使い道
ENSはイーサリアムアドレスの可読性をよくしたものなので、送金や受け取りの際に利用されます。
最近ではTwitterの名前にENSドメインを設定している人もいます。
現在Twitterはビットコインの受け取りに対応していますが、イーサリアムは対応していないのでSNSで受け取るには名前の場所にENSドメインを設定しましょう。
イーサリアムにも対応しました。
ethドメインの取得方法
では早速ENSドメインの取得方法を紹介していきます。
暗号資産取引所でイーサリアムを購入
ENSドメイン(eth)の取得にはイーサリアム(ETH)が必要なので、事前に取引所で購入しておきましょう。どの取引所でも購入できます。
購入金額は下記の表を参考にしてください。
- 5+ character .eth names: $5 in ETH per year.
- 4 character .eth names: $160 in ETH per year.
- 3 character .eth names $640 in ETH per year.
文字数 | 金額 |
---|---|
5 | 5ドル/年 |
4 | 160ドル/年 |
3 | 640ドル/年 |
イーサリアムをMetaMaskに送金
イーサリアムを購入したらMetaMaskに送金する必要があるので、送金しましょう。
公式サイトにアクセス
まずはこちらにアクセスしてください。
画面右側に「アプリを起動」とあるので、クリックしてください。
接続したいウォレットを選ぶので、今回はMetaMaskを選択します。
ethドメインの検索
接続が完了するとドメインの検索画面に移動するので、欲しいドメインを入力して検索しましょう。
ドメインは文字数が少なくなるほど料金が高くなります。
- 5+ character .eth names: $5 in ETH per year.
- 4 character .eth names: $160 in ETH per year.
- 3 character .eth names $640 in ETH per year.
文字数 | 金額 |
---|---|
5 | 5ドル/年 |
4 | 160ドル/年 |
3 | 640ドル/年 |
文字数が減ると極端に価格が高くなります。
初めにbitcoin-urunaと検索します。
「bitcoin-uruna.eth」は余っていたので、今回はこれを契約してみましょう。
画面右側のネットワークがconnectとなっていると、購入できないのでクリックして接続ください。
DisconnectとなっていればOK
ethドメインの登録処理
では早速「bitcoin-uruna.eth」を購入するため、ドメインをクリックしてください。
購入する年数を設定できるので、今回は10年契約にしました。
ガス代が必要になるので、MetaMaskウォレットにイーサリアムを入れておきましょう。
年数が決まったら「登録のリクエスト」をクリックしてください。
ウォレットが起動するので、承認してください。
承認すると、登録処理が始まります。
登録処理は少し時間がかかるので待ちましょう。
最後の処理に行くには、画面右下の「登録」をクリックします。
再度ウォレットが起動するので、承認してあげましょう。
最後にTOP画面からMy ENSをクリックすると、「bitcoin-uruna.eth」が購入できている事が確認できます。
ethのサブドメインの追加方法
TOP画面に戻り、マイENSをクリックしてください。
今回は新たに購入した「bitcoin-uruna.eth」で設定するので、その欄の右にある「サブドメイン」をクリックしてください。
現在はサブドメインが設定されてないので何も表示されていません。
「サブドメインを追加」をクリックしてください。
入力する欄があるので「bitcoin」と入力してみました。
右側に「Save」と表示されるので、クリックしてください。
接続しているウォレットが表示されるので、ガス代を支払って承認してください。
サブドメインの取得は完了です。
ethドメインの設定を変更
マイENSから取得したドメインをクリックすると、詳細画面に切り替わります。
画面に「ADD/EDIT RECORD」があるので、クリックしてください。
編集画面が出てきますが、ENSウォレットにビットコインやライトコイン、ドージコインを紐付ける事もできます。
後コンテンツ欄もありました。
テキストレコードではメールアドレスやディスクリプションなど設定できます。
有効期限の通知
ドメインの有効期限が切れる前にメールでお知らせしてくれる機能があります。
「リマインダー」をクリックして、メールアドレスを入力してください。
ENSはNFTマーケットプレイスで購入できる
ENSの公式サイトから新規のENSドメインが購入できますが、すでに取られているドメインはNFTマーケットプレイスで購入できるかもしれません。
中には転売目的でENSドメインを購入している方もいるので、どうしても欲しいドメインがある場合検索してみてください。
OpenSea
ENSドメインを取得したアカウントでOpenSeaにログインすると、ENSドメインを出品する準備ができます
OpenSeaではENSドメインの取引が多く行われているので、OpenSeaにログインしている方は確認してみましょう。
Coincheck NFT
2022年9月にCoincheck NFTでもENSドメインが購入できるようになりました。
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